2025 Memorial
★ 日時
★ 場所
★ 公演名
2025.06.04(水)-
2025.06.08(日)
ABCホール
若獅子会
昭和百年終戦80年祈念
知覧へ
【 知覧へ 若獅子会プロデュース 】
おおさかバージョンZ
このドラマは
戦争を描くものでは
ありません
戦争を通して
あの昭和・平成を
力強く生き抜いた人達の
人間愛の物語です
笠原 章/脚本・演出
鍛治明彦/演出協力
著作制作 若獅子会
「知覧へ」 あらすじ
本年は終戦八十年を迎えます。
『知覧へ』は戦争劇でも反戦劇でもございません。
戦争を背景として、生き残った負い目を
一生背負いながらも、健気に逞しく情愛を
もって生き抜く、特攻隊生き残りの男の戦後史の物語。
風化させてはならない日本人の心の傷痕を感銘深く描きます。
当時、幾つもの若く尊い命が重い爆弾を抱えて
飛び立った。 そんな数々の命を見つめ続けた女将は
若者達から【知覧の母】と慕われた。 ホタルになって
帰って来ると約束した少年。遺書で初めて「お母さん」と
呼んだ若者。そして日本人の許婚者を残して飛び立った
韓国人の特攻隊員。しかし役目を果たせず断腸の想いで
帰ってくる男もあった......。
激動の昭和が終わり、香川正三にとっての長い戦後も、
ようやく終ったのかも知れない。いや、特攻隊の生き残りとして
最後の役目を果たさなければ...... 「アリラン」を歌って
出撃した金山少尉の形見を、韓国の遺族に届けなければ―
「知覧へ」に満ちる人間愛
文楽太夫 豊竹若太夫
劇団若獅子の舞台を見始めてから、もう二十年以上となる。
若獅子ならではの国定忠治、大菩薩峠等、一瞬一瞬をリアルに
現出させる演出や演技、見事な殺陣、苗字でかかる硬派な
掛け声にも毎回痺れ通している。
新国劇の流れを遵守する若獅子だが、今回の「知覧へ」は少し
趣を異にする作品だ。私は平成二十二年八月初演の舞台を
ワッハ上方ホールで見ている。その時陸軍飛行学校で少年兵達の
指導にあたる教官役を演じる笠原さんの清々しい青年姿に魅了
されたことを覚えている。私の義太夫素人弟子の、故・南條瑞江さんも
出演していたことが懐かしい。
登場人物一人一人の悲しみや思いが重なり響きあって展開し、
深い余韻を観客に残す。 これまでの若獅子の舞台は、常に、
どうしようもない運命に抗いながらも強く生き抜く人間存在への
深い愛情に満ちてはいなかったか。
今回の舞台でも、青年から老人まで、鮮やかに演じ切る笠原さんの
姿を本当に楽しみにしている。
感想文
先日,6月4日(水)から8日(日)まで
大阪市福島「ABC Hall」にて
洋あおい
さん
ご出演の「知覧へ」の公演を観劇
致しました
著作・制作 若獅子会
昭和百年,終戦80周年祈念作品で大戦
末期、特攻隊との様々な軌跡の物語です
洋さんは、特攻隊員が通う軍指定食堂の
女主人で,特攻隊員から母の様に慕われる
重要な役どころでした
1人の若き隊員が出撃の時、「死んだら又、
おばちゃんのところへホタルになって帰って
来ると言い残して、知覧基地から出撃して
行きます
そしてその夜、本当にホタルが,入って
来たのです・・・・・
戦争の真実の姿がここにある!と実感して
涙で胸がいっぱいになりました
洋さんの心に沁みる言葉と姿の素晴らしさと、
共演者との一体感に感動しました!
何故かその一体感の中に、観客もいて更なる
感動が劇場内に満ち溢れたのを感じました
平和への意義と大切さを決して忘れないで
おこう!と改めて心に留めて この公演からの
メッセージに心から感謝したいと思います
洋さんの素晴らしさと舞台へ挑み続けるお姿を
受け止めて「知覧へ」の舞台をありがとう
ございました。
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