HIRO AOI Best Selections  Diary 現在/過去/未来

2005年1月28日(金)18:30〜 ・ 29日(土)14:30〜 18:30〜 ・ 30日(日)13:00〜 17:00〜
テイジンホール
♪未来へ

♪Making of MY LIFE

自分を信じるとこから 始めよう

きっと うまく いくはず〜♪

Diaryの テーマソング「未来へ」が大阪本町テイジンホールに東京公演より1年1ヶ月ぶりに力強く響き渡りました。

(中略)♪つまづき 悩み 傷つき 立ちはだかる闇の中

あたたかい太陽を 気づくことが出来たのは

語り合える 友がいたから〜♪


東京に引き続き大阪公演(04年2月)が予定されていましたが、洋さんの急病により延期になり、今日このホールに響く歌詞が一段と心に迫ります。サブタイトルのとおり、舞台は現在/過去/未来、洋さんの日記からOSK時代、封印された恋の過去を、そして“ミューズの神”ではなく“炎のプロデューサー”に導かれたニューウェーブライブの未来が描かれ、沙月さん、友麻さん、Boyzの 凄い! 楽しい! 涙した、感動!の舞台が展開されました。

オープニングの華やかなピンクのガウンをとって、真っ白でシンプルな衣装になり日記を開きます。「2000年2月11日『エルアモールグランデ』の初日、皆の期待とOSKを背負う重責に体が震えた・・・」とOSKトップお披露目の日の回想から、懐かしい音楽にのって闘牛士“アルフォンソ・カステーリョ”が「闇の貴公子」の“博雅”が「アスカの嵐」の“厩戸皇子”が名場面とともに帰ってきました。思い出の場面をパロディで演じるこの爆笑シーンを至極真面目にやっているのが又、笑えます。厩戸皇子の殺陣の場面は立ち振る舞いや見えを切る様子が高貴な人物らしく、とても美しく、抑えた演技に情熱を秘めた「アスカの嵐」の場面を思い出させます。沙月さんのAll At Onceの歌の後メモリアルメドレーが展開されます。

エストレリータの曲にのってすみれ色の衣装の洋さんと沙月さんの甘い雰囲気の、まさにお伽話の王子さまのデュエットダンス。友麻さんの歌う「帰らざる夏」の愛と哀しみのフーガを黒燕尾に金色の刺繍の衣装に変えた洋さんが歌い継ぎます。堂々と強い意志を秘めた歌に、あの哀しくも情熱的に生きそして死んだ幻のダンサー“アルベルト・サウラ”のドラマティクな舞台を思い出します。3人でのエルアモールグランデの賑やかなダンスから洋さんは息も乱さずグラナダを歌い上げ、そのまま舞台上で白い上衣と帽子の天使になって「ハローミスターエンジェル」からペンシルバニアをキュートに歌い演じます。Boyzが溌らつと君の瞳に恋してるを歌い踊り、沙月さんと友麻さんが「私は男役(おんな)」からカッコよく決めたビックノイズ。テンポのある曲の後、洋さんは「アスカの嵐」から愛をじっくりと聞かせます。皇子から恋する博雅の目線になり沙月さんと「闇の貴公子」から鬼の道行きをデュエット。包み込むような愛に茨姫の心も溶け、つかの間の心通わす切ない場面でした。一転して全員ラインアップして「私は男役(おんな)」から薔薇の真実を賑やかに陽気にカッコよく歌い踊られます。この賑やかさの中、哀しみも切なさも心に秘め明るく生きる“葵さくら”が、いとおしく思い出されます。終幕のラインアップから日記の中に封印された恋の記憶が浮かび上がってきます。

「その頃私には好きな人がいて・・・」と、洋さんのダイアリーが紐解かれます。「その時も髭を付けていて」に思わず、その時ってエルアモール? ニューオリンズの賑わい? それとも・・・歌の世界に惹きこまれて行き、Diaryが歌い演じられます。恋に出会った頃の初々しい可愛いい女の子から、突然の別れに戸惑い、しかし健気に愛を信じる女性を、そして二度と会えない別れに「あなたなしでは あなたなしでは 生きて行けない!!」と心の底からの叫びは、愛を求めるまさに女。素直に心に感動が降りてきました。

舞台に涙と衝撃のオーラが未だ漂う中、それを和らげるような懐かしく、優しいオルゴールの音が流れ、コロスたちのとても可愛いミニミュージカルが始まります。日記の中のさまざまな自分はやがてひとつになり癒され、元気になって行きます。

雷鳴とともにひたすらMy Wayを行くほのピーの登場です。ブラックスーツに白いコート、マフラーを首に冬ソナの音楽に思わずめがねを取り出し、ヨン様になりきるさまに爆笑です。お茶ボレロも前作より過激に、ベジャール風のボレロとともにニューウェーブライブに誘われます。

いよいよニューウェーブライブが始まります。元気で勢いのあるBoyzのIT’S SHOW KENME、ビックブレイクダンス。そして三人で洋さんは鮮やかな赤のシャツにソフト帽、太いストライプの上下でミッションインポッシブル。息を凝らすような緊張感と研ぎ澄まされた振りでミステリアスにカッコよく決め、すぐに、舞台上で上衣を取り全てが僕の力になる!を「どんなつらい事もダメな時も全部ひっくるめて力にすればいい」と客席に語りかけるように歌います。ギンギンのお殿様の友麻さん、沙月さん、Boyzのマツケンサンバに大いに湧きました。ヨン様と併せて東京公演時には全国的な流行ではなく時の流れを感じます。Boyzのキセキになりたいがしっとり歌われた後、印象的な白黒のチェッカー模様の上衣に帽子を使ったフォッシースタイルのスチームヒートがノリノリで踊られました。振りはもちろん、歌、表情と客席にアピールする魅力的なシーンでした。Boyzの魅力の若さとテンポのよさでHEROが「HIRO!」と呼びかけるように歌われ、次にジーンズ姿の洋さんがバーニングハートをロックの舞台さながらに歌い、メンバーと賑やかに踊りました。いよいよフィナーレ。前のシーンとは打って変わり、真っ白な衣装でWhat I Did For Loveを洋さんが伸びやかな声で、未来に向かっての熱い思いを、決意を、じっくり聞かせました。

そして全員で再び、テーマソングが熱く歌われます。

    ♪今をあきらめない 勇気と

     明日を求める 情熱は

     新しい未来の扉をひらくことが出来る カギ〜♪


凄い!! エンターティナーとしての洋さんに改めて感動した公演でした。歌、ダンス、コメディをジェットコースターのような勢いで演じ、ロックからバラード、シリアスからコメディ、1曲ごと、1シーンごとに雰囲気、表情が変わりフィナーレに向かってますますテンションが上がって、まさに入魂の舞台でした。

楽しい!! OSK思い出のシーン、ほのピー、マツケンサンバには笑わせられました。又、ダンスの振付もそれぞれ楽しく、ひたすらスムーズでカッコよく、パートUが待たれます。

涙した! 女優というスタイルでなく、男役の扮装で演じたDiary、恋をした女心の動き、それまで閉じ込めていた思いを一気に吐露する激しさ、その嘆きに涙しました。男役は衣装やヘアースタイル、メイクではなく演じるものだと認識しました。

感動!! 当日のプログラムに載っている稽古風景の楽しそうなスナップ写真、スタッフ、協力者の大勢の連名に1つの自主公演を制作する大変さ、困難さが伝わってきます。同時に楽しさも喜びも、それがテーマソングに凝縮され観客にスタッフに返っていく。そんな感動をともに味わったような公演でした。どこかで又Diaryに会えたらと思っています。